サルビアの会5月患者会(その2)

 OMさんが続けます。

「抗がん剤治療が心置きなく続けられるのはいいことです」

「だからというわけじゃないですが、今度のMRI検査で腹膜播種が大きくなっているのが分かったんです」

「卵巣に6センチくらいのしこりができているって言われました」

「なので、抗がん剤を変えることになりました」

「でも、以前使った抗がん剤でアナフィラキシーショックを起こしたことがあるので、今までにない抗がん剤にしようと言うんです」

「キイトルーダという抗がん剤です」

 キイトルーダはオプジーボと同じ免疫チェックポイント阻害剤というものです。

 この薬は免疫の重要な役割を担うリンパ球の働きを強めることでがん細胞をやっつける薬です。

 そのリンパ球の働きを強める因子について新しいことが分かってきています。

 それを含めてキイトルーダの使える条件が広がりました。

 OMさんは、その条件に当てはまるかどうかの検査を受けているということです。

 この薬が使えることになるといいですね。

 OMさんのご主人が言います。

「新しいかたまりが卵巣のまわりにできていると言われました」

「でも、しこりというものではなく、播種のかたまりのようなものだと言われたんです」

「7センチくらいの広がりがあるものだと言うんです」

 私が言いました。

「そうですか。それで分かりましたよ」

「卵巣にしこりができたのではではなく、卵巣のまわりに腹膜播種が固まって大きくなってきたんですね」

「それは6~7センチの大きさのしこりができたのとはまったく違いますよ」

「小さな播種がまとまっただけのことです」

「大きなしこりが突然できたのとは違いますから、それほど心配することではありませんよ」

「少なくとも、それですぐに命にかかわることになるというような状態ではありません」

 残念ながらOMさんの腹膜播種が大きくなっているのは間違いないようです。

 キイトルーダが使えるかどうかですね。

 条件に合えばキイトルーダは大腸がんに効くと言われています。

 その条件を満たしていることを祈ります。

(つづく)

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