テーマ:腎臓がん

サルビアの会10月患者会(その3)

 腎臓がん治療中のKWさんが言います。 「私は腎臓がんの治療を10年続けています」 「肺に小さなしこりがたくさん残っているんです」 「そもそも、そのしこりが最初に見つかって腎臓がんだと診断されました」 「肺は腎臓がんの転移だったんです。それで、腎臓が取られちゃいました」  私が言いました。 「KWさん…
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サルビアの会8月患者会(その1)

 珍しく腎臓がん肺転移を治療中のKWさんが最初に入ってきました。 「きょうは子どもを施設に早く預けることができたので、こんなに早く来られました。私が腎臓がんと言われて、もう8年も経つんですよ」 「肺のほうが最初に見つかって、腎臓からの転移だと分かったわけですが、その腎臓がんの手術を受けて8年です」 「そのあと、インター…
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サルビアの会6月家族会(その3)

 SSさんの在宅の希望をかなえられなかったという話を聞いて、私は言いました。 「そうですね。7、8年前では病院に在宅医療についての意識がほとんどなかった。だから、入院患者が退院したいと言っても、病院側が家に帰れる状態ではない判断すると退院させるわけにはいかないということになっていました。もちろん、その時でも私に紹介してもらえば、す…
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サルビアの会6月家族会(その2)

 8年前にご主人を腎臓がんで亡くしたSSさんは言います。 「主人は、腎臓がんの手術を受けたんですが、そのあと脳に転移が見つかったんです。でも、手術以外にがんの治療はほとんど受けませんでした」 「点滴治療を一度だけやったんです。ですが、吐き気の副作用がひどかったので、主治医の先生もそれ以上やろうとは言いませんでした。なので、抗…
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サルビアの会5月患者会(その3)

 誤嚥による肺炎であれば、熱が出る。それに、咳だけではなく痰が出る。ところが、KYさんには熱も痰も出ていない。咳が出るだけである。  したがって、通常の肺炎ではない肺炎、つまり間質性肺炎という特殊な肺炎が考えられる。これは、細菌やウイルスの感染によって起こった肺炎ではなく、アレルギー反応などによって肺そのものに起こった炎症である。…
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サルビアの会5月患者会(その2)

 検査結果を見ると、CT写真にはわずかだが間質性肺炎とも思えるわずかなカゲが見えていた。しかし、確かに間質性肺炎のマーカーは上昇していない。  また、炎症があると高くなるCRP(炎症反応)も正常範囲内である。さらに、通常の炎症があると増える白血球も増えていない。つまり検査の結果からでは、通常の肺炎とも言えないし、間質性肺炎とも言え…
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サルビアの会5月患者会(その1)

 肺に転移した腎臓がんをインターフェロンで治療中のKYさんが、めずらしく最初に入って来ました。そして座ったとたん、話し始めました。 「このところずっと咳が出ていたんです。それを毎月診察してもらっている泌尿器の先生に話したら、胸部のレントゲンとCT写真を取ってくれて、そのコメントを見た先生が、『間質性肺炎かもしれないと書いてある』っ…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~自分の生活を続けるKWさん

 がんという診断がつけられ、手術を受けて、今も治療を続けている。しかし、そのがんによる症状は何もなかったし、今もない。  KWさんは、あらためてこう思った。 「何もなかったところに降って湧いたようながん。それが肺にも転移しているというが、それでも何も症状はない。自分で感じる症状といえば、頸椎の老化現象によるという肩こりと首の…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~首の痛みを軽くするためにやるべきこと

 KWさんは考えた。じゃあ、何にもできないんじゃないか?横になって寝ているしかないんじゃないか?そして聞いた。 「先生、じゃあ、横になって寝ているのが一番いいということですか?」  医師は答えた。 「いやあ、それは違う。横になって寝ているばかりだと首の筋肉が弱ってしまうので、ますます頸椎に負担がかかることになる。つまり…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~最初の肩の症状は?

 KWさんにとっては、肺の転移が見つかることになった最初の症状、つまり肩こりと首の痛みのほうが気になる。それが一向によくならないことを考えると、もしかするとやはりがんの転移ではないのかと考えてしまうこともある。  しかし、かかりつけの整形外科医はいう。 「KWさん、それは頸椎の老化現象によるものですよ。重い頭を支えてきた頸椎…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~がんと今後のこと

 もうひとつKWさんには気がかりがある。障害を持つ子のことである。がんによって自分が先に命を失うことになると、その後、その子は一人で生きていかなければならない。それが最も心配である。  しかし、KWさんはあえてそのことも考えないようにしている。自分の死後のことを考えても、自分ではどうしようもないと割り切っているからである。KWさん…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~かかりつけ医の役割

 CTを見ると、もともとある肺の転移巣の大きさはまったく変わりなく、今まで異常のなかった肺に確かに肺炎が起こっていた。  KWさんは、肺炎としてそのまま抗生物質を飲み続けるよう指示を受けた。そして、その1週後、咳はまだ残っていたが、新しくできたカゲはほとんど消えた。やはり、肺炎で間違いはなかった。  がんの転移が肺にあると聞…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~肺炎とかかりつけ医の動揺

 KWさんは、外来で定期的に診てくれているかかりつけ医のほうが自分よりも神経質になっているようだと思う。  先日も、咳が出るようになったKWさんがかかりつけ医を訪ねた。熱は出ていなかった。すぐに胸部X線写真が撮られた。すると、その写真には、いつものカゲ以外の少し大きなカゲが見えた。  かかりつけ医は、転移が大きくなったと考え…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~がんを持ったままの自然な生活

 KWさんの肺にあるしこりの大きさは1cmほどで、そのまま残っている。手術の前とほとんど変わりがない。これは、インターフェロンの効果によると考えていいかどうか難しいところである。  もともと腎臓がんは進むのがゆっくりなものが多いと前に書いた。だから、なにも治療をしなくてもほとんど大きさが変わらないことがあるとも考えられるからである…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~インターフェロン治療の副作用

 インターフェロンは、リンパ球などの免疫系細胞などから産生されるタンパク質で、生体の免疫や炎症作用にかかわる物質である。  これを遺伝子組み換えなどで多量生産することができるようになったので、薬剤として供給されるようになった。  現在、インターフェロンは、主にウイルスによって起こるC型肝炎やB型肝炎の治療、あるいは腎臓がんだ…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~インターフェロン治療の開始

 予定通り、手術に引き続いて腎臓がんに効果があるインターフェロン治療が行われることになった。  インターフェロンは注射薬であり、皮下または筋肉注射によるものと点滴注射によるものがある。KWさんには、皮下注射が行われることになった。  KWさんの場合は、治療を長く続ける必要があるので、退院後は自分で注射を打つようにしたほうがい…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~腎臓がん手術の結果

 腎臓の手術は、わき腹をななめに大きく切って行われる。そして、お腹の中には手を入れることなく、その背中側を切り開いて、腎臓を取り出す。  手術中に、お腹の中の腸などを触ることがないので、麻酔から覚めれば食事を摂ることができる。したがって、手術のキズが大きい割には、手術後の回復は比較的速い。  この手術の後、KWさんには大きな…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~腎臓がんの手術

 肺以外、脳や骨には転移はなく、心臓と肺の働きにも問題はなかった。手術の予定が立てられ、その直前に入院することになった。  もちろん、手術でがんを切り取ることは転移のないがんの治療の基本である。しかし、KWさんの腎臓がんは肺に転移があった。では、どうして肺に転移のある腎臓がんを手術するのか?  第一に、腎臓がんにはインターフ…
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がんなんて本当?(KWの場合)~腎臓の手術へ

 KWさんは、もうあっけにとられてなにも言葉がみつからなかった。 「先生、私はいったいどうなってしまったんですか?」  主治医は答えた。 「そうですねKWさん、びっくりしましたよね。いろんな検査を受けて、最後は腎臓がんということになったわけですからね」 「でも、がんとは言っても、腎臓がんではすぐに命にかかわるよう…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~転移のある腎臓がんの治療方針

 KWさんは、キツネにつままれたようだった。  首が痛かったから整形外科に行ったのに、とつぜん呼吸器科に回され、つぎはおなかがおかしいと言われて、最後は泌尿器科に来た。そして、なんと腎臓がんだという。  なにも症状がないのに、本当なのかと医師の言葉を疑った。 「先生、本当に腎臓がんですか?」  KWさんに問われた…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~肺CTの結果と腎臓の病変

 肺のCT写真には、小さな丸いカゲが数個写っていた。すべて同じような大きさだった。  写真を見ながら呼吸器科の医師は言った。 「これは、ほかに病気があると思います。全身をくまなく検査する必要があると思います」  こうして、まず腹部のCT写真が撮られた。  なにも症状がなく、肺に丸いカゲが複数ある時には、第一にどこ…
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がんなんて本当?(KWさんの場合)~首の痛みと思いがけない検査結果

 まもなく60歳を迎えるKWさんは首の痛みが気になっていた。我慢ができないほどではなかったが、きちんと診断してもらうのがいいと考えて、近くの病院を訪ねた。  診察をした後に担当医が言った。 「頸椎が原因だと思います。レントゲン写真とCTを撮って、それを確かめてみましょう」  こうして、頸椎のX線写真とCT写真が撮られた…
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