テーマ:直腸がん

サルビアの会12月家族会(その2)

 私はつぎに、もう一人のフォーラムに参加して来ることにしたというKDさんに聞きました。 「KDさんは、どなたががんなんですか?」  KDさんが話します。 「85歳になる主人が直腸がんなんです。今年の4月に下血があって見つかりました」 「主人がトイレに行くとなんか変だったんです。主人は最初隠してたんですが、出血して…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~完全復帰はいつ?

 ハローワークでは、力仕事ではないほうがいいだろうということだった。道路工事現場での交通整理が適当だろうということになった。  CBさんも、そのくらいがちょうどいいと思った。様子を見ながら、週に2~3日働いてみることにした。  久しぶりに仕事に就いたCBさんだった。気持ちよく汗をかいた。家に帰ったCBさんは、おいしい夕食を摂…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がんI(CBさんの場合)~心配症とノウテンキ(4)ハローワークへ

 その後、腹部に付いていたよけいなものがなくなって身軽になったCBさんは、こんどこそ本当に治ったと実感し、なにか仕事をしようと思った。 「ハローワークに行って来るよ」  CBさんにそう言われた奥さんはびっくりして言った。 「えっ、がんの大手術のあと、まだ半年も経っていないのよ?自分のことが分かってないんじゃないの?」 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~心配症とノウテンキ(3)人工肛門の閉鎖

 退院して4か月が経ったところで主治医から人工肛門を閉じる話が出された。 「もう大丈夫ですね。すっかり落ち着いたようですから、人工肛門をふさぐことにします。来月入院して閉じる手術をします」  CBさんは、ただうなずいている。しかし、これを聞いた奥さんは、また心配になった。 (もう一度手術なんて、肝臓にも負担がかかるだろ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~心配症とノウテンキ(2)お粥と下痢

 CBさんの奥さんは看護師から手ほどきを受け、人工肛門の手入れを行っている。  おなかに出た大腸のまわりにやわらかいパッドが貼ってある。これは便のもれを防ぐためと、便を貯める袋を貼りやすくするためのものである。もちろん、パッドを使わなくてもかまわない。  袋がいっぱいになったら、新しい袋と交換する。この交換と人工肛門の周囲の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~心配症とノウテンキ(1)吐き気による再入院

 1か月半振りのわが家だった。CBさんはあらためて思った。 (がんは治った)  退院の数日後、特別なものを食べたわけではないのに、吐き気がしてきた。奥さんは、まだ退院するのは早過ぎだったんじゃないかと思った。 「大丈夫?退院はまだ早かったんじゃないの?病院へ連絡するわよ?入院させてもらうのがいいわよ」  CBさん…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~退院へ

 その後、日が経つにつれてCBさんは順調に回復し、食事も摂れて息も切れずに歩くことができるようになった。むしろ、おなかが空くようになった。  CBさんは病院の売店に向かった。甘いものが無性に食べたくなったのだ。売店の棚からパンを取ってレジへ持って行った時に、売店に入って来る奥さんの姿を見た。  奥さんもCBさんを見つけた。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~手術後の苦痛

 手術の直後の痛みはCBさんにとってこんなものかというほどのものだったが、つらいのは吐き気がとまらないことだった。  そして、そのうちに胸が苦しくなってきた。これはCBさんにとって予想外のことだった。このためによけい苦しみを感じた。  肝臓の手術のあとは、炎症が胸部に及ぶ。肝臓の上にある横隔膜は胸部と腹部の境にある薄い膜なの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~手術へ

 家族全員の反対を押し切り、CBさんは手術を受けることを主治医に申し出た。 「先生、私は、もう抗がん剤治療はたくさんです。手術でなんとかなるという先生の言葉を信じます。よろしくお願いします」  奥さんはなにも言わなかった。  主治医は言った。 「CBさん、腸と肝臓の手術を一度にやるのは大変ですが、どちらもなんとか…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~家族会議

 CBさんの奥さんは、子どもや妹の顔を見ながら言った。 「私は、手術には反対。腸の方はいいとしても、肝臓については転移なわけだから、からだのほかのところにも転移が起こっている可能性があると思うの。そしたら、肝臓だけ手術したって、意味がないと思うの。どう?」  奥さんの妹さんが言った。 「そうよね。先生はなんとかなるとか…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~手術の提案

 飲み薬の治療に変わってから3か月が経った頃、CTの写真を見ながら主治医が言った。 「CBさん、肝臓も直腸もずいぶんしこりが小さくなっています。肝臓の転移は8個ですね。これなら手術で取りきれる可能性があります。どうですか?」  CBさんの奥さんは、主治医が転移と言ったのを聞いて、「いま、先生が肝臓の転移と言ったけど、肝臓は直…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~新しい抗がん剤治療

 半年が経ったところで、CBさんは主治医から別の抗がん剤治療をすると言われた。 「いままでの抗がん剤治療は半年が限度ということになっています。これから、別の抗がん剤治療を始めます。飲み薬なんですが、けっこう皮膚や神経に副作用が出やすいんです。どうしますか?」  CBさんは、どんな治療でも受けようと思っている。少しでも治療で命…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~主治医とのあつれき

 点滴が続くと、しだいにCBさんもいらいらし始めた。最初は、「治るまでなんどでも点滴をやってもらう」などと元気なことを言っていたはずなのに、である。  50時間もじっとしているのがつらいようだ。しだいに首筋が痛む、腰が痛むとからだ中の痛みを訴えた。  それを聞いて、奥さんはがんが全身に転移し始めているのではと心配になった。こ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~2週間ごとにくりかえす抗がん剤治療

 CBさんの吐き気はまもなくおさまった。CBさんは言った。 「がんを治すんだから、こんなもの大したことはないよ」  奥さんは言った。 「でも、食べられない日が続いたら、体力がなくなっちゃうわよ。そしたら、がんに負けちゃうじゃない。お酒はだめだけど、どんどん食べなきゃね」  CBさんはお酒が好きだった。しかし、がん…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~抗がん剤治療の始まり

 最初の治療は入院のまま続けられることになった。治療の開始時にはなにごとも起こらなかった。少し食欲が落ちたかなという程度だった。CBさんは入院以来付き添っている奥さんに言った。 「こんなものなら大丈夫だ。がんが消えるまで、何度でも点滴をしてもらおう」  奥さんは言った。 「本当に大丈夫なの?ここしばらく食べられない日が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~抗がん剤治療

 入院すると、すぐに主治医から抗がん剤治療の話が出された。 「CBさん。直腸のしこりはがんで、それが肝臓に転移しているんです。転移の数はひとつではありません。いくつかあります」 「ですから、まず抗がん剤治療をやって、直腸のしこりと肝臓のしこりを小さくするしかないと思います。副作用が大変かもしれませんが、一番効果があると思われ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~大学病院へ

 CBさんは奥さんに言った。 「直腸がんか。ずいぶん簡単にがんなんてことを言うね?」  奥さんは、さっき担当医に言われたことを思い出しながら答えた。 「とにかく検査をするんだっていうから仕方ないわね。それでどんな状態かが分かってから、治療方針が決まるわけでしょ?」  CBさんは奥さんに聞いた。 「検査って、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~直腸がんの診断

 診察を終えた担当医は言った。 「CBさん、肛門と見える範囲の直腸には何も問題はありませんが、たしかにその奥の方からは血が出ていますね。ですから、内視鏡を使って、その奥の状態を見る必要があります」  CBさんは納得した。すぐに大腸の内視鏡検査を受けることになった。  大腸内視鏡検査は簡単に終わった。肛門から入ってすぐの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

(新シリーズ)肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~突然の下血

 CBさん(69歳)は、このところ便の出が悪く、おなかがいつも張っているのが気になっていた。  そんなある朝、便の出たあとトイレットペーパーにぬめりを感じたので、見るとトイレットペーパーだけでなく、便器の中が真っ赤に染まっていた。  CBさんは、たまらず近くの病院へ駆け込んだ。1時間も待たされたあと、やっと診察の番が回ってき…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more