テーマ:肺がん

サルビアの会8月家族会(その2)

 つぎに、9月にやることになった市民フォーラムについて話し合いました。  私が最初に話しました。 「フォーラムでは、去年と同じように最初に私がサルビアの会の概要を10分くらいで話します」 「そのあとが本番で、皆さんに話していただきます」 「今年は、現在治療中の方を中心に話してもらうことになっていましたね」 …
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サルビアの会3月患者会(その1)

 先月初めて参加した甲状腺がんと言われたSSさんと肺がんを手術したKBさんのお二人が最初に入って来ました。  KBさんが言います。 「結局、手術後の抗がん剤治療はしないことになりました」 「これからは、3か月後、6か月後と見て行って、何もなければ1年後に見ることになるそうです」 「だいぶ元気が出てきました。でも、…
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サルビアの会12月家族の会(その1)

 今回は、私が行ってきた小中学生への喫煙防止教室の話で始まりました。  私はここに赴任した21年前、それまで大学病院で専門に行ってきたがんの治療、とくに肺がんの手術治療の経験をどう活かしていこうか考えていました。  そして始めることにしたのが、肺の手術の写真を見せて行う喫煙防止教室です。  タバコで汚れた肺、自分で吸わ…
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サルビアの会1月患者会(その3)

 増え続ける肺がんに対して、それを治療する医療機関と専門医は限られています。その結果、担当医の肩に重荷がのしかかってしまうようです。  でも、説明をしないのはだめだと私は思います。手術のあと、状態が落ち着いたところで回診のときでもいいと思います。もちろん、説明のための時間をつくって話ができれば、それが一番いいでしょう。  少…
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サルビアの会1月患者会(その2)

 私が聞きました。 「がんセンターなのに、何も説明がなかったんですか?手術の前の説明はありましたよね?」  MYさんが答えます。 「手術の前の説明はありました。でも、手術のあとの説明がまったくなかったんです。私だけでなく、家族にも。おかしいですよね?」 「だから私は、どんな手術を受けたかがまったく分からないんです…
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サルビアの会1月患者会(その1)

 家族の会が正月三が日と重なったため休会になりましたので、今回の患者会が今年最初のサルビアの会です。  最初に食道がん治療後のTJさんご夫妻が、初めての方と一緒に入ってきました。MKさんです。  そのMKさんが言います。 「私は、去年の6月に肺がんの手術を受けたんです。私はもともとネフローゼで定期的に病院へ通っていまし…
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サルビアの会9月患者会(その6)

 それを聞いて、肺がん治療後のASさんが言います。 「でも、私も太れないのが気になってしかたありません。やせていると体力がつかないんです。手術のあと急に猫背になりました。これは力がついてないせいじゃないかって思ってるんです」 「手術の前はヨガに通ってました。でも、いまは行ってません。手術を受けた左側の腕がまだよく動かせないん…
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がんとの長いつきあい(KGさんの場合)~続けた外来受診

 結局、つぎの外来受診時の採血結果で、KGさんの奥さんの腫瘍マーカーの数値はもとにもどっていた。  KGさんは、これならほかのがんの可能性があることを思わせるようなことを言ってくれなければよかったのにと思った。つい、それを口に出しそうになったがかろうじてこらえた。  自分の腫瘍マーカーであるPSAの数値も気になるところだった…
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がんとの長いつきあい(KGさんの場合)~大学病院の医師って何?

 それにしてもどうしてとKGさんは思う。妻は、結局、肺がんだった。大学病院へ2年間も通っていたのに、どうしてそれが分からなかったのか。そのことが納得できなかった。  しかし、一方で、初めて妻のレントゲン写真を見るなり、肺がんと言った医師も同じ大学病院の医師だった。どうして、この違いがあるのかと思う。  KGさんは、この落差が…
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がんとの長いつきあい(KGさんの場合)~夫婦二人での病院通い

 KGさんの奥さんは、やはり肺がんだった。したがって、左の肺の上半分を切り取る手術が追加されることになった。  ただし、前述のように、胸腔鏡手術は小さなきずですむので、手術後の回復が速い。きずの痛みも少ない。  KGさんの奥さんは、リンパ節の転移がなかったため、手術の後すぐに退院となった。なにも治療を追加する必要はなく、定期…
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がんとの長いつきあい(KGさんの場合)~肺の内視鏡手術(胸腔鏡手術)

 内視鏡手術は、今では、からだのさまざまな部位で行われるようになった。膀胱鏡から始まり、腹腔鏡、関節鏡、そして胸腔鏡である。  胸腔鏡手術は、通常、胸に三つの穴をあけて行われる。一つから内視鏡カメラ、他からは鉗子(かんし)と呼ぶ手術道具を挿入し、内視鏡カメラの画像をテレビで見ながら手術を行う。これにより、目的の肺の部位を部分的に簡…
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がんとの長いつきあい(KGさんの場合)~担当医の交替

 KGさんの奥さんは、医師に言われるままに経過観察を受けた。そうして2年が経った。まだX線写真に変わりはないという。  その春、定期の異動に当たったらしく、担当医が変わることになった。 「KGさん。つぎの診察から担当が変わります。つぎの診察は、また3か月後ですが、今度からは新しい先生に見てもらうことになります」  それ…
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がんとの長いつきあい(KGさんの場合)~経過観察

 そして、気管支鏡検査が行われたが、結果はやはり担当医が言った通り、なにも特別な異常は出なかった。  担当医はKGさんと妻に言った。 「やはり、経過観察でいいと思います。肺がんを積極的に疑うものではないですからね。自然に治った肺炎か何かのあとではないでしょうか。この3か月の間に、まったく変わりがなかったですからね。3か月後に…
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がんとの長いつきあい(KGさんの場合)~今度は妻の肺に異常

 ホルモン治療を続けるうち、KGさんのPSAは完全に正常にもどった。たしかに顔がほてるとか、胸がドキドキするといった症状が気にならないではなかったが、PSAが正常にもどっていると聞くと、それだけでなにも気にはならなくなった。  そうしてホルモン治療を続けるうち、今度はKGさんと一緒に健診を欠かさず受けてきた妻に異常があるという肺が…
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がんで死ぬわけにはいかない(UDさんの場合)~父親の看取り

 自分の家には、食事の用意と洗濯の時、そして夜寝るためだけに帰り、それ以外の時間を病院での父親の介護に当てた。父親は、呼吸が少し楽になると、家に帰りたいと言うようになった。しかし、UDさんは父親を兄の住む家で看取ることは考えなかった。兄ひとりで介護ができるはずはないし、そもそも仕事を持つ兄に負担をかけたくない。このまま病院で最後まで見て…
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もうけた命(NMさんの場合)~がんになってよかった

 普通に何気なくしている人を見て「もしかするとこの人も自分と同じように苦しみを抱えているかもしれない」と思うことは、本当に他人への思いやりの気持ちの表れなのだろうか。  NMさんは、それを自分が仲間を探しているためなのだと思う。今の自分が、今までの元気な自分と違って、いつも死を考える不安な状態になっているから、この気持ちを心底分か…
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もうけた命(NMさんの場合)~がん患者の夢と絶え間ない不安

 その後、しばらく落ち着いていたNMさんの腫瘍マーカーは、再びわずかだが上昇し始めた。この時、転移が分かってからすでに5年が過ぎていた。  こんどの治療薬は、最初に使った飲み薬にしたいとNMさんから申し出た。それは、大した副作用がなく、しかもその治療によって肺の転移がかなり長い間大きくならなかったことを思い出したからだった。主治医…
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(がん関連情報)~がんの症状

 NMさんのこの考えはまったく正しい。がんによる症状が出たとしても、それが命に関わることになるのは、本当の最期の状態になってからがほとんどである。  がん患者であるか否かにかかわらず、ほとんどの人が、がんは命に関わる病気だから、体に少しでも負担になることは避けなければならないと考えているだろう。しかし、決してそんなことはないと断言…
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もうけた命(NMさんの場合)~治療をやめた後

 点滴も飲み薬もなくなったため、副作用は消え、NMさんの体調はかえってよくなった。  NMさんはもともと旅行が好きだった。考えてみれば、肺がんが検診で発見されていなかったら、もうとっくの昔になくした命。だとすれば、行きたいと思っていたところには絶対に行ってみたい。少しでも楽しく生きようと思う。だいたい自分が暗くなっていたら、家族中…
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もうけた命(NMさんの場合)~抗がん剤の副作用

「今度は点滴で治療しようと思う。効果はやってみないと分からないが、それなりの期待はできる。髪の毛も少しは抜けるかもしれない。どうする?」 「髪の毛が抜けるのは絶対にいやです。女にとって髪の毛は本当に大事なものです。髪の毛が抜けない方法があるなら、最初にそちらを試してください」  NMさんは、髪の毛がなくなってしまう位なら、死…
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(がん関連情報)~腫瘍マーカーとは

 腫瘍マーカーとは何か?それは血液中のがん細胞に由来する物質のことである。だから、血液検査で分かる。すべてのがんで分かるわけではないが、これが血液の中に認められれば、それだけがんが広がっていると考えられる。  しかし、腫瘍マーカーががん細胞由来の物質とは言っても、じつはがん細胞だけにあるものとは限らない。正常な細胞も少しは持ってい…
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もうけた命(NMさんの場合)~抗がん剤の副作用と治療中止による効果

「今度は点滴で治療しようと思う。効果はやってみないと分からないが、それなりの期待はできる。髪の毛も少しは抜けるかもしれない。どうする?」 「髪の毛が抜けるのは絶対にいやです。女にとって髪の毛は本当に大事なものです。髪の毛が抜けない方法があるなら、最初にそちらを試してください」  NMさんは、髪の毛がなくなってしまう位なら、死…
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もうけた命(NMさんの場合)~放射線治療と初めての抗がん剤治療

 NMさんは、すぐに大学病院に入院して放射線治療を受けることになった。眼球への転移は極めて珍しいものという。主治医が調べた範囲では、今までに十数人の報告しかないという。だから、治療法もこれがいいと決まったものがない。  しかし、医師にとっては珍しくて治療の難しいものだったとしても、NMさんにとっては、これがすべてである。放射線治療…
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もうけた命(NMさんの場合)~眼への転移と放射線治療

 その後、ほぼ毎月診察を受け、あっという間に5年が過ぎ去った。NMさんは、「もう治った」という主治医の言葉をあらためて考えながら、手術が終わり退院前に言った主治医の言葉を思い出していた。同じ「これで治った」という言葉だった。 「ということは、退院の時の治ったという言葉はウソだったんじゃないのか?治っているとは限らないと考えたから今…
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もうけた命(NMさんの場合)~大学病院からがんセンターへ

 NMさんは決めた。ここでもう一度検査を受けるよりも大学病院で受けよう、と。NMさんは、はっきり言った。 「先生、申し訳ないのですが、大学病院へ紹介状を書いていただけませんか?先生のおっしゃることはもっともと思います。ただ、検査の手を替えてみると違う結果が出るかもしれないと思うんです。どうでしょうか?」 「そうですね。そうしまし…
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(がん関連情報)~肺がんには2種類ある

 肺がんの気管支内視鏡検査の難しさは、大部分の肺がんが内視鏡の届く範囲外にあることにある。通常、内視鏡検査は直接病変を見るための検査である。しかし、気管支鏡によって見える範囲は、直径6mm前後の気管支鏡が届く範囲に限られる。多くの肺がんは、この内視鏡の届く範囲にはない。  では、その気管支鏡検査は、どうやって行われるのか。同じ肺が…
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もうけた命(NMさんの場合)~気管支内視鏡検査への不安

 直ちに気管支内視鏡検査が必要ということになった。  カゲが小さいということは、病気もたいしたことはないということかな?ところで、前に胃カメラは飲んだことがあるが、気管支は初めてだ。カメラを気管支に入れるなんて信じられない。もしも麻酔が効かなかったら、どうなるんだろう。苦しそうな検査だなあ、などと考えていると、看護師から検査につい…
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(がん関連情報)胸部のX線写真

 胸部検診のX線写真は、間接撮影という方法で撮られる。これは通常のX線写真とは違う撮影法である。  通常のX線撮影は直接撮影と呼ばれる。これは、体を透過したX線によってできる像をフィルムに直接写し出す方法である。したがって、この写真は実物大である。  これに対して間接撮影は、体を透過したX線によってできる像を一度別の画面に映…
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もうけた命(NMさんの場合)~肺の検診

 保健師の言葉に、NMさんは考えた。肺がんなんてあり得ないと思うが、結核だと家族に迷惑がかかる。夫にも、かわいい孫たちにも、病気を移すわけにはいかない。それならば、早いほうがいい。明日にでも診てもらいに行こう。  決断したらすぐに実行するNMさんは、まず、近くのかかりつけ医に相談した。 「うーん、結核ではないようだが、これは専門…
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もうけた命(NMさんの場合)~肺がんの手術後5年が経って

「これで治ったな。大丈夫だ。もうここに来なくていいよ」  NMさんは、肺がんの手術を受けてから5年間、定期的にずっと診てもらってきた主治医からの言葉を、複雑な思いで聞いた。確かに、手術をして5年経って再発なく元気ならば、がんが治ったとされることは知っていた。  それに、がん患者はだれでも同じだろうが、NMさんにもがんを治した…
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