がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~抗がん剤副作用を撃退する!

 副作用が出ることは、治療をする以上、仕方がないとKNさんは考える。

 がん患者の会で、ほかのがん患者を前にKNさんは言った。

「副作用が出れば、それなりにからだの調子が悪くなるのは当然。ただ、それは治療をする以上、仕方のないことだと思う」

「生活に支障がない範囲なら、私は副作用が出てもまったく問題にはしない。副作用が出たあと、病気が悪くなったと思って落ち込んでしまうと、ますます具合は悪くなる」

「副作用が出ていることをネガティブに考えてはだめだ。むしろ、副作用が出ていることは、薬がからだに効いている証拠だ。つまり、がんにも効いているはずだ。そのように、むしろポジティブに考えるべきだ」

 KNさんの考え方は、徹底してポジティブ思考である。KNさんは、プラスの可能性があれば、徹底してそれを信じるのである。

 抗がん剤の点滴治療の副作用に対して、KNさんは徹底抗戦した。点滴のあと、必ず起こる吐き気に対して、KNさんはつぎのように戦った。

「気持ちが悪いなら、吐いてしまうのではなく、無理にでも食べて吐き気を抑え込んでしまえばいい」

 点滴治療のあと、吐き気が出てくると、もともと大好きな焼き肉と野菜を必ず無理にでも食べたのである。そのようにして、KNさんは吐き気を飲み殺した。KNさんは、このようにして外来通院での抗がん剤治療を続けたのだった。

※このブログが本になりました。「がんになって分かったこと~さまざまながんの素顔と元気な患者たち」という書名で、文芸社からの出版です。ネット販売もしています。

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