がんとの長いつきあい(KGさんの場合)~前立腺の針生検

 前立腺がんの最終的な診断のための検査が、この針生検である。

 前立腺が肛門近くの直腸の前に接していることはすでに書いた。したがって、この生検も肛門から行う。針を刺して行う穿刺生検だ。

 前立腺全体を針で刺すため、通常6か所以上(8から12か所が多い)を針で刺す。針は瞬間的に刺されるだけだが、その瞬間、かなりの重苦しい痛みを感じる。したがって、刺される回数が多ければ、結構つらい検査だ。

 生検は、病理組織検査なので、最終診断である。つまり、この検査で診断が決まるということである。そして、それによってがんの悪性の程度が判定される。

 前立腺がんの生検では、がん細胞があるかどうか、そしてその悪性の程度がどうかを表すグリソンスコアが示される。前立腺がんでは、このグリソンスコアが治療の方法を考える上でも最も重要な指標となる。

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