サルビアの会2月家族会(その2)

 MYさんは続けます。

「がんの痛みは本当につらい痛みです。モルヒネでやっと落ち着きました。私も、最初はモルヒネを拒んでたんです。モルヒネを始めたら、もう人間じゃなくなってしまうような、死んでしまうような気がしたんです。麻薬イコール死というイメージです」

「麻薬と言われたための誤解ですね。でも、モルヒネでやっと痛みが治まった。そして、3年もかかりましたが、モルヒネはやめることができたんです。モルヒネはこわいものじゃありません。私が、身をもって証明しましたからね」

 それを聞いてご主人を腎臓がんで亡くしたSSさんが言いました。

「私の主人は、死ぬまでひと言も痛いとは言いませんでした。痛みが本当になかったのか、がまんをしていたのか分かりません。主人は、前から『オレは痛みにはにぶい』って言ってましたからね」

「ところが今、私が帯状疱疹のあとの神経痛に悩まされてるんです。がんの痛みほどの痛みではないと思うんですが、痛いのはつらいですね。いつでも痛いですから、死ねば楽になるなんて思うことさえありました」

「ありましたなんて言うのは、今は少し良くなった気がするからです。ペインクリニックで治療を受けているんです。その治療が少しは効いているのかしら。でも、まだ痛いんですけどね」

「いくら主人ががまん強くても、本当に痛かったなら痛いというひと言が出ないはずはなかったと思うんです。ですから幸せなことに、主人はたまたままったく痛みを感じないで済んだんだろうと思います。私は、それがせめてものことだったと思ってるんです」

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