サルビアの会5月患者会(その2)

 TJさんが思い出したように言いました。

「医師の説明は聞いているようで聞いていないんですね。私の場合、食道がんが見つかった時にすでに肺に転移があったって先生が言うんです」

「でも、私はそれを聞いた記憶がなかったので、どうしてそういう大事なことを最初にきちんと話してくれなかったのかと文句を言う寸前でした。娘が言ったんです。先生は最初にきちんと話してくれていたって」

「自分の手帳に書いてあるっていうんです。娘の手帳を見ると、確かにその通りでした。そういうことがないようにするには、レコーダーで記録するのがいいと思うんですがね、どうでしょうか」

 私は言いました。

「レコーダーで記録するのはいいかもしれませんが、先生にきちんとそのことを話して了解を得てからやるべきですよ」

 子宮がんの再発を乗り越えたMYさんが言います。

「私も同じです。最初の手術を受けた時に、先生は再発の可能性についてきちんと話してくれていた。でも、私の耳にはまったく入っていませんでした」

「息子がきちんと聞いていたんです。同じですよ。自分と関係がないと思うと耳から入っても脳の中に取り込まないんですね。記憶にとどめようとしない」

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