肝転移のある直腸がん(CBさんの場合)~心配症とノウテンキ(3)人工肛門の閉鎖

 退院して4か月が経ったところで主治医から人工肛門を閉じる話が出された。

「もう大丈夫ですね。すっかり落ち着いたようですから、人工肛門をふさぐことにします。来月入院して閉じる手術をします」

 CBさんは、ただうなずいている。しかし、これを聞いた奥さんは、また心配になった。

(もう一度手術なんて、肝臓にも負担がかかるだろうし、本当に大丈夫なの?)

(もし再発でもすることがあったら、このまま人工肛門があったほうがいいんじゃないか?そうすれば、腸閉塞が起こっても苦しまなくて済むんじゃないのか?)

 しかし、CBさんは主治医の言うことを聞いているだけだ。奥さんは質問をしようとしたが、やめた。CBさんに怒鳴りつけられるような気がしたからだ。

 奥さんはサルビアの会に来て言った。

「主治医から人工肛門を閉じる手術が必要と言われたんです。来月です。本当に大丈夫なんですか?」

 私が答えた。

「大丈夫ですよ。手術は簡単だし、そんなに時間はかかりません。からだの負担も大したことはない」

「肝臓の負担がそんなに気になるんなら、全身麻酔ではなく、腰椎麻酔でやってもらえばいい。いずれにしても、心配はないですよ」

 翌月、人工肛門は閉じられた。今度の手術はすぐに終わった。そして、すぐに退院になった。

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