サルビアの会10月家族会(その6)

 最後に私から、茨城県から新たにこの会宛てに要請があったことを紹介しました。

 県で進めるがん予防推進員の養成研修の中に、今年からがん患者の体験談を聞くプログラムを入れようと思うので、いい人がいれば推薦して欲しいというものです。30分程度の時間枠を用意しているとのこと。

 私は、子宮がんの再発を乗り越えたMYさんか、スキルス胃がんを手術で治したUDさんが適当な人だと思っていると話しました。

 MYさんは、自覚症状がありながら診察が遅れ、大変な思いをして子宮がんの手術を受けたものの脇の下のリンパ節に転移。その治療も、モルヒネも投与されながら抗がん剤と放射線治療を受けてやっと落ち着かせることができました。

 しかし、治療後の腕にはリンパ浮腫とマヒが残っています。さらには、最初の手術のあと腹部に受けた放射線治療の後遺症で腹膜に癒着があり、そのため腸閉塞を起こす恐れがある状態です。

 MYさんほどさまざまな経験をして、しかも元気でいる人はいないと思います。

 UDさんは、若いのに胃がん検診を受け、スキルス胃がんを発見されました。お母さんを乳がんで失くしたため、がん検診を受けて少しでも早くがんを見つけてもらおうという気持ちからでした。

 しかし、みつかった胃がんはスキルス胃がん。これは最も悪性の胃がんです。子どもたちがみな未成年のUDさんは、死ぬわけにはいかないと副作用に耐えて抗がん剤治療を必死で受けました。

 UDさんは、検診で胃がんを発見され助かったわけですが、つらい経験を重ねました。

 どちらも同様に適任だと思います。MYさんが言いました。

「でも、私が話し始めると30分では終わりませんよ」

 そうですね。時間はあくまでも予定なので、オーバーしても大丈夫でしょう。聞く価値のある話なのですから。

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