サルビアの会10月家族会(その3)

 ちょうどそのころ、私が肺がん検診で精密検査が必要と判断された人たちの精密検査を行うために、月に2回来ていた、当診療所の前身に当たる市立の診療所で、当時の所長さんから思いがけない話を聞くことになりました。

 市では、新しい組織を立ち上げて、市民の寝たきりを予防する活動に取り組むというのです。その組織のトップに立つ医師を探しているが、なかなか見つからずに困っているというのです。

 その当時の診療は、その組織の中の一部門として、そこに新しく移転すると言います。

 寝たきりの予防とは、寝たきりにつながる生活習慣病の予防から始まり、障害を持ってしまった人たちの病気の再発や悪化を防いで、寝たきりにならないようにするというのです。

 そして、そのためには在宅ケアを進めると言います。新しい診療所は、その在宅ケアを在宅医療でバックアップすると言うのです。

 つまり、新しい市の組織は、保健活動から、早期医療、そして福祉事業までを一体化したものだったのです。それを統括する医師がいないというのです。それを聞いて、私は私が来るしかないと思いました。

 その気持ちをその場で伝えると、所長先生はびっくりして、『それは思いもかけない話だが、本当にいいんですか』と言います。それで、私がここに来ることが決まったのです。それで実際に赴任したのが、20年前でした。

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  • サルビアの会(10月家族会)に参加

    Excerpt: 昨日(10月3日)は 古河市のがん患者会(家族会)に参加してきました。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-10-11 13:38