サルビアの会11月家族会(その1)
きょうは、ご主人を大腸がんで亡くしたKNさんが最初に入ってきました。
「主人が死んでちょうど10年になるんです。その10年目の命日にお墓参りをしようと思っていたんですが、当日、なにも用があったわけじゃないのに、お墓参りを忘れたんです」
「主人は亡くなった日の前の日が誕生日だったんです。だから、命日も忘れるはずがありませんよね。でも、忘れたんです」
そこへご主人を胃がんで亡くされたTHさんが来ました。KNさんが続けます。
「私は、最近、本当にもの忘れがひどいんです。あれもこれもといろいろ考えているうちに、つぎからつぎと忘れちゃうんです。80歳ですからね。仕方がないと言えば、そうなんでしょうが・・・」
そうしてKNさんが話すうちに、保健師のKHさんが入って来ました。KNさんが、続けます。
「でも、私の知り合いの方で97歳の女性がいるんですが、その人はすごいですよ。97歳とは思えないほど、頭も足腰もしっかりしておられるんです」
「元は水戸に住んでおられたそうなんですが、検事をなさっていたご主人が亡くなられ、息子さんが東京の大学へ通っておられたので、茨城を離れずにいられて東京に近いところということで、古河を選んで移られたと言っておられました」
「毎日、決まったことをやることが大切だとおっしゃられるんです。確かに、やることを決めて、それをすべてやり切るには体力も必要ですしね。すべてを覚えておくためには、頭もしっかりしていなきゃならないです」
「それに比べると、80歳の私は忘れるばかりで、どうしようもありません」
それを聞いてTHさんが言います。
「そうですよね。物忘れは多いですね。私は、今朝、認知症になる夢を見ちゃいました。いやですね」
KNさんが言います。
「でもまあ、自分が忘れるのを自覚しているうちは認知症じゃないって言いますからね。まだ、大丈夫なんでしょう」
「それに、やっぱり私は脚がだめです。おしりのあたりから太ももにかけて痛むんです。膝のほうは、おかげさまでよくなりました」
「実は、先日、福島の楢葉町まで、THさんもいっしょでしたが、行って来たんです。そのあとからです、痛みがひどくなったのは」
THさんが言います。
「そうですね。立ちっぱなしだったから、それで痛めたんじゃないですか?」
「主人が死んでちょうど10年になるんです。その10年目の命日にお墓参りをしようと思っていたんですが、当日、なにも用があったわけじゃないのに、お墓参りを忘れたんです」
「主人は亡くなった日の前の日が誕生日だったんです。だから、命日も忘れるはずがありませんよね。でも、忘れたんです」
そこへご主人を胃がんで亡くされたTHさんが来ました。KNさんが続けます。
「私は、最近、本当にもの忘れがひどいんです。あれもこれもといろいろ考えているうちに、つぎからつぎと忘れちゃうんです。80歳ですからね。仕方がないと言えば、そうなんでしょうが・・・」
そうしてKNさんが話すうちに、保健師のKHさんが入って来ました。KNさんが、続けます。
「でも、私の知り合いの方で97歳の女性がいるんですが、その人はすごいですよ。97歳とは思えないほど、頭も足腰もしっかりしておられるんです」
「元は水戸に住んでおられたそうなんですが、検事をなさっていたご主人が亡くなられ、息子さんが東京の大学へ通っておられたので、茨城を離れずにいられて東京に近いところということで、古河を選んで移られたと言っておられました」
「毎日、決まったことをやることが大切だとおっしゃられるんです。確かに、やることを決めて、それをすべてやり切るには体力も必要ですしね。すべてを覚えておくためには、頭もしっかりしていなきゃならないです」
「それに比べると、80歳の私は忘れるばかりで、どうしようもありません」
それを聞いてTHさんが言います。
「そうですよね。物忘れは多いですね。私は、今朝、認知症になる夢を見ちゃいました。いやですね」
KNさんが言います。
「でもまあ、自分が忘れるのを自覚しているうちは認知症じゃないって言いますからね。まだ、大丈夫なんでしょう」
「それに、やっぱり私は脚がだめです。おしりのあたりから太ももにかけて痛むんです。膝のほうは、おかげさまでよくなりました」
「実は、先日、福島の楢葉町まで、THさんもいっしょでしたが、行って来たんです。そのあとからです、痛みがひどくなったのは」
THさんが言います。
「そうですね。立ちっぱなしだったから、それで痛めたんじゃないですか?」
この記事へのコメント