サルビアの会12月家族会(その2)

 そして、最後にケーキづくりは後始末が大変なので、私は必ず焼いている間に使った道具類を洗って片づけてしまうということを話しました。すると保健師のKHさんが言います。

「私の夫もよく後片付けをやってくれるんですが、その感覚が保健師の私と違うんで困るんです。医療の現場で仕事をした経験のある私と、その経験のない夫では、清潔感が違うんですよね」

「せっかく食器を洗ってくれても、いろんなものがあたりに飛び散って残っていたりします。洗ったものの内側を素手で触ってしまったりもします。そういうことが許せないという感覚があるんです」

 ご主人を腎臓がんで亡くしたSSさんが言います。

「えーっ、そういうことを聞いているだけで、私は頭が痛くなっちゃうわ。私は、片づけをしてもらえるんなら、それだけでうれしい。それ以上、何も言わないわよ」

 KNさんが言います。

「そうね。看護師さんの経験というのは確かに役立つことがあると思いますね。ある研修会で、講師の先生が看護婦をしていたことがある人だったんですが、その人から教わったんです」

「ラベルのついた容器を使う時には、ラベルの張ってある側から中身を注がないこと、そして自分が使い終わったら、ラベルのある方を手前にして戻すこと」

「簡単なことですが、ふだん気にしていないとできないことだと思いました。ラベルの側から中身を注ぐと、確かにラベルが汚れてしまうことがあると思います。そうするとラベルに書いてある文字が見えなくなってしまいますよね」

「それに、ラベルの側をこちらに向けて戻せば、つぎの人がすぐに分かります。そういうことが自然に身についているんですね。いいことを教わったと思いました」

 そうですね。専門の技術を身に着けている人たちのやることを参考にすることはいいことかもしれませんが、その人たちには自然にできることでも、一般の人たちにとっては敷居の高いことが多いかもしれませんね。

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  • サルビアの会(12月家族会)に参加

    Excerpt: 今日は毎月第一土曜日。 古河市で開かれているがん患者会に参加してきました。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-12-12 21:56