サルビアの会3月患者会(その1)

 先月初めて参加した甲状腺がんと言われたSSさんと肺がんを手術したKBさんのお二人が最初に入って来ました。

 KBさんが言います。

「結局、手術後の抗がん剤治療はしないことになりました」

「これからは、3か月後、6か月後と見て行って、何もなければ1年後に見ることになるそうです」

「だいぶ元気が出てきました。でも、先生は1年後までに再発することもあるなんて言うんです」

 私が説明しました。

「もちろんそういうことはありますが、それはこういうことです」

「肺がんの手術の後、再発する人の半数は1年後までに再発するんです」

「反対に言うと、1年後までに再発しなければ、半分治ったことになるということです」

「さらに言うと、残った半数の人が再発する場合は術後3年以内に再発します」

「ですから、3年後までに再発がなければ75%治ったということになるんんです」

「さらに、残る半数の人のうちで再発する人は5年後までに再発します」

「ですから、5年後まで何事もなければ、再発はほとんどない、つまり治ったと考えていいことになるんです」

「それが、5年経てば治るという意味なんです」

 KBさんが言います。

「そういうことですか。分かりました」

「どうして、先生が大丈夫と言いながら、1年後までに再発することがあるなんて言うのか分かりませんでした」

「再発する場合は1年以内が多いということだったんですね?」

 私が答えます。

「そういうことです。抗がん剤治療をやらないというのは、早期か、あるいは早期に近い肺がんです」

「なので、KBさんの場合は1年以内に再発することは、まずあり得ないと思いますよ」

「おそらく5年後まで無事に行けると思います。あまり心配しないことです」

 KBさんが言います。

「そうなるといいんですが・・・。でも、とにかく安心しました」

 やはり、忙しい医師の説明は言葉が不十分になりがちです。その話を不安な気持ちで聞く患者にとっては、心配な言葉だけが頭に残ってしまうことになると思います。

 この不十分になってしまう説明を、なんとか十分なものにしないといけないと思います。その方法をみんなで考える必要があります。

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