サルビアの会2月家族会(その1)

 初めて親子で参加したMKさんが言います。

「友愛記念病院のがんサロンに参加してここを紹介されて来ました」

「夫が大腸がんなんです」

「去年健診で貧血を指摘されたんです。体重も4~5キロ減ってました」

「それで胃と腸の内視鏡検査が必要だって言われて、病院に行きました」

「それで大腸がんと診断されたんです」

「すぐに手術が必要ということになりました」

「そのままだと腸閉塞を起こすって言われたんです」

「それなのに主人は手術を受けないって言うんです。なんの治療も受けないって言うんです」

「自分でできることをやるって言って、実際にやってます」

「貧血にいい食べ物も摂ってます。もちろん、私も栄養には気を付けています」

「でも、これからどうなるのか不安で仕方ないんです」

 私が言いました。

「ご主人は落ち込んでいるわけではないですね?」

 MKさんが言います。

「落ち込んではいません。気持ちはしっかりしています」

「ただ、治療は受けないって言ってるんです」

 私が言いました。

「それならばいいですね。大腸がんはすぐに命に関わるようなことにはなりません」

「ただ、がんをそのままにしていると、腸閉塞を起こします」

「これはつらいですよ。その時にご主人がどうするかです。緊急の手術が必要になると思いますよ」

 MKさんが言います。

「腸閉塞のことは最初に言われました。今は下痢が続いています」

「そしてときどき大量の便が出るようです。そうするとすっきりするようです」

 私が言いました。

「そうですか。それは腸閉塞が近づいている証拠ですね」

「がんは、なにもしなければだんだん大きくなりますから、大腸がだんだん狭くなって来ます」

「便の通りが悪くなってくるわけです」

「下痢が続くのは、軟らかいものは狭くなった大腸を通りやすいので最初に出て来るからです」

「なので、ふつうに出る便は下痢便になるわけです」

「そのうちに狭くなった大腸の口側に普通の便がたまって来ます」

「すると狭くなったところを通って、やっと出てくるわけですよね」

「それがまったく出なくなると腸閉塞という状態になるわけです」

「ですから、今の状態は腸閉塞に近づいている状態だと思うんです」

(つづく)

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