サルビアの会3月患者会(その2)

 OMさんも治療中ですが、最新の検査結果を見せてくれながら言います。

「腎機能を見るクレアチニンの数値が少し上がっているほかは大丈夫です」

「腎機能も抗がん剤の影響ですか?」

 私が答えました。

「クレアチニンというのは腎機能を見る検査項目ですが、それは筋肉から出る老廃物です」

「腎臓は体に不要な老廃物をこし出す臓器ですから、その働きが落ちるとその老廃物が血液に溜まってきます」

「なので、腎機能が悪くなると血液検査でその数値が高くなるんです」

「でも、筋肉から出る老廃物なので、筋肉を使ったあとは自然に増えます」

「つまり、体を動かしたあとは増えるんです」

「OMさんはいつも体を動かしてますから、その影響もあって高くなりやすいと思います」

「ですから、本当に腎臓が悪くなっていなくてもクレアチニンの数値は上がっている可能性があると思うんです」

「だから、つぎの検査結果を見て判断するのがいいと思いますよ」

 OMさんが言います。

「そうですか。私はいつも運動してますから、そのせいで高くなっていると言われればそうだと思います」

「つぎの結果を見てみます」

「ところで、アバスチンですが、私はアバスチンは血圧を上げる可能性が高いので使わないといわれました」

 KHさんが言います。

「私はアバスチンとシスプラチンで治療してきました」

「それで予定通り去年の12月で抗がん剤治療が終わりました」

「アバスチンによるしびれは残りますが、髪の毛はそれほど抜けませんでしたので、すっかり元通りになっています」

 IKさんが言います。

「私は、また来週入院して抗がん剤の点滴をやります。4人部屋です。個室はいやですね」

 リンパ腫の治療後7年になるAIさんが言います。

「そうだよね。私も個室はイヤ。4人部屋がいい」

「一人でいると気が狂いそうになる」

「4人部屋なら、いろんな人がいるから、いろんな話をしながら気をまぎらわせられるわよね」

 IKさんが言います。

「でも、一度4人部屋で重症の人ばかりがいる部屋に入ったことがあるけど、それは大変だった」

「聞こえてくるのはうなり声だけ。話なんかできる人たちではなかった」

「それは大変だった。そういうこともあるからね」

(つづく)

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